ヨツメトビケラ写真

ヨツメトビケラ P. paradoxa McLachlan

成虫の各翅に明瞭な斑紋があることから「四つ目」トビケラの名が付けられたが，雄は白斑，黄斑，灰斑のほか無斑の個体も多く，雌では灰斑と無斑だけが知られる。幼虫は，砂粒で作られた筒巣を持つが，内張がされていないため，手で曲げるともろく折れる。
分布：本州と四国の渓流に分布する。
生態：初夏に羽化し，昼行性。雄は流れの周辺を飛翔し，羽化してくる雌と交尾する。幼虫は肉食性。